JIOS
(日本包括的矯正歯科学会)
について
近年、包括的歯科治療において矯正歯科治療は欠かせない要素となり、その重要性と存在感はますます高まっています。
しかしながら、矯正治療と歯周治療、矯正治療と歯内療法、さらには矯正治療と補綴治療との最適な連携方法については、世界的に見ても学術的な報告はまだ十分とは言えません。
JIOS(日本包括的矯正歯科学会)では、こうした現状を踏まえ、本分野を新たな歯科専門領域として「包括的矯正治療(インターディシプリナリー・オーソドンティック・トリートメント)※」と定義しています。代表の綿引淳一を中心に、国内外の矯正専門医および他分野の歯科医師が連携し、この分野に関する学術会議を主催。矯正歯科臨床の本質的価値を再評価するとともに、使用する装置の種類を問わず、世界に先駆けて治療における国際的なコンセンサスの形成を目指しています。
さらに本学会では、国内外の大学機関および賛助企業との連携のもと、AI技術の積極的な導入と、CARE・STROBE・CONSORTなどの国際ガイドラインに準拠した症例報告および臨床研究の推進にも注力しています。
これにより、信頼性の高いエビデンスの蓄積、会員教育の質の向上、ならびに会員による発表の透明性および標準化を図っています。
私たちはこれらの取り組みを通じて、包括的矯正治療における科学的根拠の確立と、国際社会への積極的な情報発信を目指しています。
※登録商標番号6043163
